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思い想い~アスランside~ 
※これは、機動戦士ガンダムSEED・10話についての小説です。





想いは通じない


それがわかっていたとしても


伝えたい











思い想い~アスランside~











「卑怯な!!民間人を人質にする。それがお前の正義か、キラ!!」
「アスラン・・・」




今の俺は、かなり動揺していた。
ラクスがまさかそこに居るなんて思わなかったから。
彼女を盾に逃げようとしているAAに腹が立ち。
親友にさえ、その怒りをぶつけた。
いや、俺があいつに裏切られたと思った。
あいつが、あんな卑怯なことをすることはないと思っていたから。
返ってきたのは、俺の名を呼ぶ、悲しい声。





『アスラン・・・・・』





きっとあいつのことだ。
俺にとっては気にしない言葉さえ、悩んでしまう奴だ。
今、俺に言われたことを苦しみながら、迷っているに違いない。
あいつがそんなことするはずないのに。
あいつに当たる俺は、最低だ。


あの時、言いたかったことも言えなかった。
怒りに満ちた俺の声を聞いて。
あいつは何を思ったのだろうか?


わかっている。戦争なのだから。
卑怯だと思うことでも、相手にとっても生き延びるために仕方のないこと。
だが、民間人である彼女を人質にとる時点で、罪もない人を巻き込んでいる。
それが、俺にはどうしても許せなかった。
それでも、ぶつけられぬ怒りはあいつへと矛先が向く。
俺の言うことを聞かないから、こういうことになるんだ。



ヘリオポリスであいつと再会したのは、最悪だった。
俺が人を殺そうとしている時に。
そこに居た。
あいつはどう思ったのか。
戦争なんかしたくないと言っていた奴が、軍人として参加しているのだから。
びっくりしてた。
幻滅したんだと思う。
軽蔑さえ、したに違いない。
それほど、俺がしていることは罪が重いのだから。








そんな時、ヴェザリウスに通信が入った。
あいつの声。
ラクスを引き渡すと。
俺が単独で来いと条件にして―――







ストライクの元へ行くと、コックピットが開かれた。
無事な彼女を見て、一息つく。






「ありがとう、キラ」







彼女の言葉は、とても優しい。
互いに、笑みがこぼれるほど。
その時間が、止まってしまえばと思うくらいに。







「お前も一緒に来い、キラ!!お前が地球軍に居る理由がどこにある!!」







あいつは、無理を承知でここに連れて来たに違いない。
戻れば、無事では済まされない。
地球軍など、何をするかわからない。
だからせめて、俺と一緒に、来い!!





だけど








「僕だって、君となんて戦いたくない。だけど・・・あの艦には守りたい人たちが・・・友達がいるんだ!!」






そう言うあいつを見て、すごく辛かった。
なぜ。
お前はいつもそうだ。
自分がどうなろうと、他人ばかり気にする。
それがお前を束縛しているのだと。
なぜ気づかない?!
俺がどんなに来いと言っても。
一度決めたことなら、あいつは答えを変えることはないだろう。







「なら、今度遭ったときは、俺がお前を撃つ!!」






そんなこと、言いたくない。






「僕もだ・・・!!」





そんなこと聞きたくない。





去って行くおまえの姿を、見ていることしかできない。
それがどんなに辛いことか。
いや、辛いのは俺のほうじゃない。
俺は、楽になりたかっただけだ。
あいつが、こっちに来てさえくれれば、俺が気にせず戦えるから。
自分のために・・・
あいつに、どんなにひどいことを言ってるか。
友人ためだと言った。
裏切りたくはないと。
そんなの、わかっていたことなのに。
あいつにとって、守るべきものがあるのにわざわざ答えを迷わせることを言って。
あいつが苦しむことなんてわかっていたのに。
それなのに・・・
卑怯なのは、俺のほうだ。
自分のことしか、考えてない。
でも。
自分勝手と思われても。
俺は、お前と戦いたくはない。
例え、それがお前の友人を苦しめることになってしまっても。
俺には・・・お前に銃口を向けることなんて・・・できない
昔からの親友に
仲の良かった友に
背中を向けることが、どれだけ辛いか
こんなことを望んで戦争に出たわけではない
ただ、ただ、あいつと前と変わらない穏やかな日々を過ごす、それでよかったというのに。



俺の想いは・・・いつだって変わらない







笑いあえたら









思いも、想いも
どれだけ願えば、通じる?























*あとがき*

終わりました。アスラン視点でございます。
なんだか、不完全燃焼。
思ったより、アスランの心情が上手く表現できませんでした。
時間があれば、直そうと思います。
種10話に話は戻りますが。
アスランって、キラが断ることわかってて「来い」って言ったんじゃないかと思うんです。私的に、なんですけどね(^^;)
わずか1%来るんじゃないかと信じて。
思ったとおりの答えで、とても悲しかったでしょうね。
キラ視点から見ても、キラだってどんなに苦しんだか。
アスラン視点から見ても同じです。
アスランは、キラがどんな奴が知っているはず。
例えザフト側に来ないとわかっていても、彼が迷っているのなら。
手を差し伸べてあげたい。
そんな気持ちがあったんじゃないかと。
それにね、アスランだってわかってたと思うんですよ。
キラが無断でラクスを引き渡したこと。
だから、戻って罰を与えられるのはわかってたんじゃないかなと。
そういう意味でも、ちゃんとキラのこと考えてたのではないかなぁ。
たまたま、AAメンバーがいい人たちでよかったんですけどね;
キラもアスランも、お互い気持ちは一緒なんです。
すれ違っちゃっただけなんですよ。
それでも、すれ違ったことも大切だったと思います。
運命でもそれを生かして頑張れ!!
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